いつの世にもあるのがいじめという陰湿な習慣。残念ながら看護師の世界にもあります。そして、そのいじめが原因で心や体を病んでしまう人はとても多く、仕事や私生活に支障をきたしてしまうという人も少なくありません。
まず、もしもあなたの働く職場にこんな看護師がいたら、そのいじめについて相談してみましょう。きっとその人は、あなたにとってとてもありがたい頼りになる存在になってくれると思います。
その看護師とは、通称リエゾンナース。
リエゾンとは橋渡し役や連携、繋がりを意味する言葉で、リエゾンナースはその精神に関する看護の専門看護師の事をさします。そして、このリエゾンナースは患者だけでなく、看護師や医師の仕事での悩みの相談を受ける事も業務の一部なんです。精神看護専門ですから、いじめに対する有効なアドバイス、そしてそれに関わるあなたのメンタル面のケアもしてくれますから、まさに救世主だといえるでしょう。
もしいじめに遭った際、リエゾンナースがいないという事もまだまだ少なくない事象です。その場合は自分だけで抱え込まず、協力してくれる人を探しましょう。
特に、人事や仕事に関してある程度口の効く上司というのは仲良くなっていて損がありません。もしかしたら「上に守って貰ってるからって安心しないでね」なんて言われるかもしれませんが、もし可能ならば出来る限り証拠を残し、早急にそのいじめの相手から離れる事が必要。上司や頼れる先輩に相談し、一刻も早い解決をのぞみましょう。
さて、もしかしたら職場全体が敵という場合もあるかもしれませんね。その際は、1日でも早く転勤や転職をする事をおすすめします。
昔からよく「いじめられるあなたが悪い」なんて言いますが、そんな事は絶対にありません。逃げるように聞こえてしまうかもしれませんが、“逃げるが勝ち”という言葉もあるくらいなのですから、安心して次の職場を探しましょう。
だからといって次の職場で最初からブルーな気分や被害妄想をもって挑むのは御法度。濡れ衣は誰にだって嫌なものですから。
掻い摘んだ感じでお話しましたが、いじめに勝つのに大切なのは要はあなたの勇気です。戦うもよし、逃げるもよし、どちらもあなたの勇気が試されます。ぜひそれを念頭に頑張ってみてくださいね。